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肝硬変のリファキシミン、肝性脳症を解消して感染抑制

2021年10月18日  専門誌ピックアップ

肝性脳症(HE)を呈した肝硬変患者38例を対象に、HEの誘発因子となる腸内微生物叢由来の内毒血症および全身性炎症に対するリファキシミン-αの効果を無作為化プラセボ対照試験で検証した(RIFSYS試験)。 その結果、30日時、リファキシミン群のHEグレードの正常化(P=0.014)およびPsychometric Hepatic Encephalopathy Scale(PHES)スコアの改善(P=0.009)が見られたが、プラセボ群では見られなかった。30日時にリファキシミン群で循環好中球上のTLR-4発現(P=0.021)および血漿TNF-α(P<0.001)が低下した。リファキシミンは、ムチン分解性でシアリダーゼが豊富なストレプトコッカス属やアッケルマンシア属などの口腔由来の菌種の増殖を抑制し、TNF-αおよびIL-17Eが豊富な腸内環境を促進して、病原性偏利共生菌への抗菌反応が増強され、腸バリア修復が進んだ。リファキシミン群で感染発生率が低下した(オッズ比0.21、0.05-0.96)。...