帯状疱疹生ワクチン、TNF阻害薬使用中でも安全で有効
2021年10月8日
Annals of Internal Medicine
米33施設で、腫瘍壊死因子阻害薬(TNFi)で治療中の成人に用いる弱毒化帯状疱疹生ワクチン(ZVL)の安全性と有効性を無作為化比較試験で検討。試験開始前とワクチン接種後6週間時の血清および末梢血単核細胞から、糖タンパク質酵素結合免疫吸着測定法(gpELISA)と酵素免疫スポット法(ELISpot)により免疫原性を解析した。 50歳以上、関節リウマチ(57.6%)や乾癬性関節炎(24.1%)など任意の適応でTNFi治療中の617例を組み入れた。TNFiにアダリムマブ(32.7%)、インフリキシマブ(31.3%)、エタネルセプト(21.2%)などが使用されていた。対象期間中、水痘感染は確認されなかった。水痘感染または帯状疱疹の累積発生率は0.0%(95%CI 0.0-1.2%)だった。6週間時までのgpELISAおよびELISpot測定値の幾何平均上昇倍数は、それぞれ1.33%ポイントと1.39%ポイント上昇した。...
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