進行食道扁平上皮がん、camrelizumab併用で生存率改善
2021年9月23日
Journal of the American Medical Association
未治療の進行または転移性食道扁平上皮がんに用いる化学療法と抗PD-1抗体camrelizumab併用の有効性および有害事象を多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照第III相試験(ESCORT-1st)で評価。596例(年齢中央値62歳、男性87.8%)を組み入れ、490例(82.2%)が治療を中止した(追跡期間中央値10.8カ月)。 改行 全生存期間(OS)中央値は、camrelizumab+化学療法群15.3カ月(死亡135例)、プラセボ+化学療法群12.0カ月(同174例)だった(死亡のハザード比0.70、同0.56-0.88、片側のP=0.001)。無増悪生存期間(PFS)中央値は、それぞれ6.9カ月(進行または死亡199例)、5.6カ月(同229例)だった(進行または死亡のハザード比0.56、同0.46-0.68、片側P<0.001)。camrelizumab群の63.4%、プラセボ群の67.7%にグレード3以上の治療関連有害事象がみられ、そのうち3.0%と3.7%が治療関連死だった。...
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