不妊女性は死亡リスクが高い、不妊治療との関連は見られず

米国のOptum Clinformatics Datamartを用いて抽出した不妊女性7万2786例と非不妊女性384万5790例を対象に、女性不妊症と全死因死亡率の関連を後ろ向き解析で検討した。 1647万3458人年の追跡で1万3934例が死亡した。不妊女性は非不妊女性に比べて全死因死亡の相対リスクが32％高かった（0.42％ vs. 0.35％、調整ハザード比1.32、95％CI 1.18-1.48）。年齢（35歳未満と35歳以上）またはベースラインの併存疾患で層別化した場合も不妊症と死亡率に関連が見られた。追跡期間中に出産した不妊女性も、全不妊女性群と同様に死亡リスクが高かった。不妊症の診断または検査のみに比べた不妊治療実施に死亡リスク上昇との関連は認められなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこち...