解糖系亢進α-1遮断薬(テラゾシン、ドキサゾシン、alfuzosin)使用とパーキンソン病(PD)発症リスク低下との関連をコホート研究で検証。1996-2017年のデンマーク全国レジストリ3件および2001-17年のTruven Health MarketScanデータベース(米国)を用いて、新たにテラゾシン、ドキサゾシンまたはalfuzosinを処方された患者と新たにタムスロシンを処方された患者を傾向スコアでマッチさせて比較した。 その結果、タムスロシン群と比較した解糖系亢進α-1遮断薬群のPD発症ハザード比はデンマークコホート(男性のみ5万2365組、平均年齢67.9歳)で0.88(95%CI 0.81-0.98)、Truvenコホート(男性のみ9万4883組、平均年齢63.8歳)で0.63(95%CI 0.58-0.69)だった。PD発症リスクに解糖系亢進α-1遮断薬使用期間による用量反応関係が見られ、デンマークコホートでのハザード比は短期使用0.95(95%CI 0.84-1.07)、中期使用0.88(同0.77-1.01)、長期使用0.79(同0.66-0.95)、Truv...
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