早産児のRSウイルス感染予防にnirsevimabが有効
2020年8月12日
New England Journal of Medicine
在胎29-34週で出生した健康な乳児1453例を対象に、半減期延長型RSウイルス(RSV)モノクローナル抗体nirsevimabの有効性および安全性をプラセボ対照試験で検討。RSウイルス感染流行シーズン開始時のnirsevimab単回筋肉内投与による下気道感染症予防効果を評価した。 その結果、投与後150日時のRSウイルス関連下気道感染症による受診発生率はnirsevimab予防投与群の方がプラセボ群よりも70.1%低く(nirsevimab群2.6% vs. プラセボ群9.5%、P<0.001)、入院発生率は78.4%低かった(同0.8% vs. 4.1%、P<0.001)。この差は投与後150日間を通じて、地域やRSウイルスサブタイプを問わず一貫して見られた。両群の有害事象発生率は同等で、顕著な過敏性反応は見られなかった。 ...
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