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開業医の約半数が「患者減った」

レポート 2012年11月13日 (火)  島田 昇(m3.com編集部)

全国保険医団体連合会が11月8日に発表した「会員の実態・意識基礎調査」によると、過去2年間の外来患者数の変化について「減った」と回答したのは、医科会員で44.3%、歯科会員で49.4%と、約半数の開業医の患者が減っている実態が明らかになった。 調査は無作為抽出した診療所を開業する会員8586人に対し、2012年9月1日から9月30日に実施。有効回答数は2976人(回収率34.7%)だった。 外来患者数の増減を調査したところ、「減った」と回答した人が最も多く、次いで「ほぼ変わらない」(医科36.0%、歯科33.9%)、「増えた」(医科18.1%、歯科14.8%)の順。外来患者数が大幅に減少したことについて、医科の原因分析は今後の課題だが、歯科については「診療所の増加で、1医療機関当たりの患者数が減少したこともあるが、全体的に医療機関が増えているのであれば、トータルでは(患者数が)微増してもいいはず。しかし、トータルでも患者数は増えていないので、そこは経済的な状況の厳しさ(で一部の患者が歯科を受診できないでいること)もあるのではないか」(歯科代表の宇佐美宏氏)としている。 「後発品使う」、...