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臨床研修、見直しの5つの論点を提示

レポート 2012年9月28日 (金)  島田昇(m3.com編集部)

厚生労働省は9月27日、臨床研修制度の見直しについて議論する「医師臨床研修制度の評価に関するワーキンググループ」の第7回会合を開催した。冒頭、座長で国立がん研究センター理事長の堀田知光氏は、「年内の取りまとめに向けた論点整理を行う」とし、厚労省がこれまでの論点を整理した「たたき台」を示すとともに、関連の調査結果を発表した。 たたき台で示した5つの論点 たたき台で示された論点は、臨床研修制度の「基本理念」、臨床研修で目指す「到達目標」、「到達目標の達成にかかわる評価」、「臨床研修全体の研修期間」、研修医が履修する「研修診療科および診療科ごとの研修期間」の5つ。このうち「基本理念」「到達目標」「到達目標の達成にかかわる評価」は、2003年6月12日の厚労省医政局長通知「医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の施行について」の考え方について検討する。 基本理念では、施行通知で「プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身に付けることのできるものでなければならない」と明記されていることについて、その妥当性などを検討する。到達目標では、施行通知にある到達目標の「行動...