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「中期目標は95%達成」、国立がん研究センター嘉山理事長

レポート 2012年2月15日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

国立がん研究センター理事長の嘉山孝正氏は2月14日、同センターの職員を対象に、「独法後2年を振り返って」と題して、メディアにも公開の形で講演した。 独立行政法人は5年を1期とする中期目標・中期計画を策定するが、嘉山氏は「この2年間で95%は実現した」と説明。厚生労働省独立行政法人評価委員会による初年度(2010年度)の評価は、同じく独法化された六つのナショナルセンターの中でトップだったとした。経営、臨床、研究の三つの視点から14項目について評価が行われた結果、3項目がS評価、11項目がA評価だった。国立成育医療研究センターも、S評価は3項目だが、A評価が10項目、B評価が1項目。他のセンターは、S評価は0~2項目だった。インパクトファクターが15以上の論文は、2009年度の11から2010年度には17に増加。他のセンターは1~3だった。 2013年度には、米国のNIH(国立衛生研究所)を目指した新研究棟を新設予定で、(1)臨床部門・公衆衛生部門と基礎研究部門とのシームレスな連携を実現し、高度な研究機能と臨床との融合による新たなエビデンスの創造、(2)外部研究機関・民間企業との連携強化、...