国立がん研究センター・嘉山氏、理事長交代か
レポート
2012年2月6日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
厚生労働省は2月2、3日の2日間、国立がん研究センターをはじめ、六つの独立行政法人国立高度専門医療センターの2012年度からの次期理事長の選考委員会を開催した。国立がん研究センターの理事長の応募者は3人で、委員の選考の結果、国立病院機構名古屋医療センター病院長の堀田知光氏の投票数が、現理事長の嘉山孝正氏を上回った。独立行政法人の理事長の任命権は所轄大臣にあり、小宮山洋子厚生労働相の任命により、正式に決定する。発令は2012年4月1日付で、「その1~2週間前に、内閣官房のホームページ上で公表する予定であり、そのタイミングで本人にも連絡する」(厚労省医政局国立病院課)。 国立がん研究センターは2010年4月に独立行政法人化、理事長の任期は2年間。山形大学医学部長だった嘉山氏が、5人の応募者の中から選考され、初代理事長に就任した。一方の堀田氏は、1969年名古屋大学医学部卒業、専門は血液内科。2002年から東海大学医学部長を4年間務め、医局講座制の廃止などの改革を実施。2006年から現職。現在、ドラック・ラグなどの解消について議論する場である、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬...
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