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医師の待遇改善策「実施」は4分の1◆Vol.8

医師調査 2011年6月22日 (水)  村山みのり(m3.com編集部)

Q.9 2010年度、勤務先施設において、給与以外の方法による医師の待遇改善に資する対策が行われましたか。(複数回答) 2010年度診療報酬改定では、「病院勤務医の負担軽減」が重点課題の一つに掲げられた。「給与以外の方法による待遇改善」について、「実施された」との回答は、全体では24.7%。施設種別に見ると、公的病院では実施されたとの回答が33.3%だったのに対し、大学病院では19.7%と少なかった。 実施された負担軽減策として、最も多かった回答は「事務的業務の軽減」14.4%、次いで「医行為の一部を他の職種に移譲」が6.0%。2010年度改定における「医師事務作業補助体制加算」の要件・点数の見直し、チーム医療推進の流れなどが背景にあるものと考えられる。一方で、勤務時間の短縮、オンコール回数の減少など、業務に当たる医師数の増加が必要となる施策については解答が少なかった。自由意見では、「とにかく人手不足で改善のしようがない」との声も聞かれた。 【掲載スケジュール】 Vol.1◆勤務医、11年目以降は「1000万円超」9割 年収分布に大学病院と民間病院で大差 Vol.2◆大学勤務医の8割「...