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当面の医師不足対策のカギは地域医療支援センター

レポート 2010年11月11日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の社会保障審議会医療部会が11月11日開催され、会議の冒頭、岡本充功・厚生労働大臣政務官は、「今年6月の新成長戦略では、医療サービスの基盤強化が重要な課題とされた」とした上で、2011年度予算概算要求で地域医療支援センターを新規に要求したことを紹介、「地域医療に資する先生方に、地域の病院に行っていただけるようなきっかけを作っていきたい」と挨拶した(『医師不足対策として「地域医療支援センター」を全県設置』を参照)。 医師不足問題をはじめ、医療人材の確保のほか、広告・情報提供、医療安全、医療法人の4テーマが11日の議題だったが、岡本政務官の発言もあり、議論は地域医療支援センターを中心に展開された(資料は厚労省のホームページに掲載)。 岡本充功・厚生労働大臣政務官は、医療部会の冒頭のみ出席して挨拶。 新村和哉・厚労省医政局指導課長は、「地域の中核病院などに若手医師をプールして、医師不足に悩む病院に配置していく。地域医療に関心があっても、一方通行になる(地域の病院に行ったままになる)といったキャリアに対する不安を持つ医師もいる。地域医療支援センターを核として、医師のキャリア形成も含め...