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今秋から国際医療交流の受け皿作り、中国・ロシアなどを想定

レポート 2010年10月13日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

第52回全日本病院学会の10月11日のシンポジウム「メディカル・ツーリズム」で、経済産業省商務情報政策局サービス産業課長の藤本康二氏は、最近の「国際医療交流」の取り組みを紹介、今年8月からは医療通訳養成に向け、「国際医療交流人材支援事業」を東京外国語大学に委託して開始するとともに、10月からは国内の受け入れ拠点やその支援体制整備、さらには海外での窓口やフォローアップの体制などについての実証調査、論点整理、議論などを進めるとした。 藤本氏が「今秋から海外とのネットワークを作る」として想定例として挙げたのが、(1)ロシア・モスクア内視鏡施術センター(仮称)の設置、(2)ロシア・画像診断センターの設置、(3)カンボジア・救急病院の設立、(4)中国・高度な医療分野における医療交流体制の構築、(5)中国・中核病院での日本医療センター(仮称)の設立、(6)国外からの総合医療サービス・高度健診・検診受け入れ体制――だ。 例えば、(1)は、日本側では医療機関およびメーカーが関与し、医療機関はロシアの関連学会と技術交流するほか、ロシアから患者を受け入れる一方、ロシアに内視鏡施術センター(仮称)を設置し、...