日医、2011年度予算概算要求へ向け要望書
レポート
2010年7月15日 (木)
村山みのり(m3.com編集部)
7月14日、日本医師会は2011年度予算概算要求へ向けた要望書を発表した。冒頭に掲載された原中勝征会長名による文書は、「医療崩壊から脱出するためには、医療に十分な財源が投入され、必要な体制を取り戻し、かつ拡充されなければならない。予算編成に当たっては、医療費増加政策に転換された今を契機として捉え、医療再生に向けた明確な方向性が示されなければならない」と訴えている。 要望書は、(1)良質かつ安全、安定した医療提供体制の実現とそのための医師・看護師等確保対策の確立、(2)国民が安心できる医療保険制度のための財政措置、(3)安定した介護サービスの確保と質の向上のための支援、(4)医療におけるIT化推進のための財政的支援、(5)地域医療再生のための連携体制の確立、(6)地域保健対策の充実・確立 、(7)新型インフルエンザ等新興感染症対策の推進、(8)安心して子どもを産み育てるための環境整備、(9)医学教育および研究を充実させるための整備と支援、(10)その他、の10分野から成る(全文はこちら)。 (1)では、「医療安全の確保に資する死因究明制度の検討」の継続、「死亡時画像診断(A i)にかかわ...
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