1000万人規模の医薬品データベース、電カル情報等の活用提案
レポート
2010年6月17日 (木)
村山みのり(m3.com編集部)
6月16日、厚生労働省『医薬品の安全対策等における医療関係データベースの活用方策に関する懇談会』(座長:永井良三・東京大学大学院医学系研究科教授)は、第7回会合を開き、提言の取りまとめに向けて有識者からのヒアリングおよび議論を行った。 同懇談会は、「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(第一次提言)」(2009年4月30日)において、医薬品の安全対策の強化における各種データベースの活用基盤整備が求められたこと、データベースの種類や内容、それらがどのように安全対策等に活用できるのかについて検討が必要と指摘されたことを踏まえ、各種データベースの安全対策への活用方策等について報告書を取りまとめることを目的に設置された。 検討事項は、(1)諸外国での医療関係データベースの活用状況等、(2)医薬品の安全性等の評価の各目的に応じた医療関係データベースの種類・内容の活用の方策、(3)医薬品の評価に活用するための技術的な課題、(4)個人情報の保護・研究倫理、(5)情報の利用・活用に必要とされ、利用者が備えるべき情報基盤、(6)その他、の6項目。 この日の議論ならびにヒアリング内容を盛り込ん...
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