「地域医療貢献加算」算定届出は約2割、西高東低の傾向
スペシャル企画
2010年5月11日 (火)
村山みのり(m3.com編集部)
2010年度診療報酬改定で新設された「地域医療貢献加算」について、算定をする旨の届出を行った診療所はどの程度あるのか--。m3.com編集部は、地方厚生局ならびに各都道府県事務所に5月6日から10日にかけて、4月1日時点での届け出について電話調査を行い、10日までに回答が得られた35都府県のデータを集計した(回答があった都府県でも、届け出の処理が完了していない地域もあるため、確定数ではない)。 医科診療所に対する35都府県の届け出数の割合は、平均では21.2%。厚生労働省は、中医協で同加算を巡る議論が行われた2月10日、「夜間・早朝等加算の算定状況等から推計すると、3割程度の診療所が算定するのではないか」との予測を述べており、現時点ではこれを下回る状況となっている。 都道府県ごとの届け出状況にはばらつきがあり、最も割合が高かったのは石川県の49.0%、一方で最も低かったのは千葉県の10.3%。中国四国・九州地方では高く、関東・東北地方では低いなど、全体に西高東低の傾向が見られた。 届け出割合の上位または下位5都府県は次の通り:【届出割合の高い都道府県】石川県(49.0%)、大分県(41...
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