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舛添・前大臣が語る新型インフル対策の舞台裏◆Vol.2

レポート 2010年2月9日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

( 【舛添・前大臣が語る新型インフル対策の舞台裏◆Vol.1】から続く。舛添氏の講演内容をほぼ逐語的に再現したため、固有名詞などは舛添氏の表現のままとした。カッコの説明や、太字はm3.comで独自に付けた)。 4月28日に水際阻止作戦を始めました。水際作戦というのは、効果があるかないか。要するに時間稼ぎなんです。だから一定の効果があればいいんであって、人的資源をそこに配分していて、国内感染が広がったら、国内に戻せばいい。その配分度合い。いろいろな批判はあるけれど、一定の効果はあったと言っていい。今から見るとですよ。 5月9日から最初に、カナダから帰ってきた高校生で見つかった。国内感染は、神戸の子供が5月16日に見つかっているわけです。非常に短い時間でどんどん物事が変化してきたのがこの過程であります。4月29日にアメリカで初の死者が出て、メキシコで死亡している人がいましたが、それでWHOが30日にフェーズ5に今度は上げた。これもだから「上がりました」と直接、国民に知らせる。 舛添氏は、「危機管理は最悪を想定して実施することが重要」と説く。 先ほど申し上げたように、その前にね、横浜の事例を...