先発薬の自己負担、開業医43.6%「引き上げるべきではない」
レポート
2024年5月19日 (日)
種市房子(ライター)
厚生労働省は、先発薬1095品目について、患者の負担額を10月から引き上げる方針だ。後発薬の最高価格帯との価格差の4分の1を選定療養として患者から徴収する。この方針について、m3.com会員に尋ねたところ、開業医では「引き上げるべきではない」が43.4%と慎重論が目立ったものの、薬剤師は「もっと引き上げるべきだ」が47.3%に上った。慎重論では「後発薬が身体に合わない人も多い」(開業医)、推進派では「日本の医療費の自己負担割合は少なすぎる。医療保険で何でもできると過剰な要求をする患者さんが多い」(開業医)といった意見が聞かれた。「まずは後発薬の供給の安定化を」(勤務医)との意見も多数寄せられた。...
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